Webサイトを運営する際は法的な様々な注意点が有ります。
特に特定商取引法やプライバシーポリシー等の義務表示については、サイトを立ち上げる前に把握しておく必要が有ります。
そこでWebサイト運営者に向けて、運営の際の法的な注意点を纏めました。
特定商取引法の表示義務
特定商取引法とは消費者保護を目的とした法律で、通信販売を行う事業者等に対して、事業者情報や返品及び交換に関する事項等の表示を義務付けています。
Webサイトを運営して商品やサービスの販売を行う場合は、特定商取引法の対象となるので、以下の事項を適切に表示する必要が有ります。
- 事業者名と所在地と連絡先
- 返品と交換に関する事項
- 商品の注文方法や代金の支払い方法
プライバシーポリシーの設置
個人情報保護法に基づいて個人情報を取り扱う事業者は、プライバシーポリシーの公開が求められます。
個人運用のWebサイトでも、ユーザーの個人情報を収集して利用する場合は、プライバシーポリシーの設置が必要となります。
掲載内容には以下の要素が必要です。
- 収集する個人情報の項目
- 個人情報の利用目的
- 個人情報の管理方法
- 個人情報の第三者提供の有無
免責事項の設置
Webサイトではサイトの利用に関する免責事項の設置を行う事が大切です。
以下の事項を記載したらサイトの利用者に対して、サイトの利用条件や利用上の注意事項を明示出来ます。
- サイトの利用条件の明示
- サイトの利用に関する注意事項の明示
- サイトの利用に起因する損害の免責
著作権表示の設置
サイト内で使用する画像やテキスト等の著作物には著作権表示が必要です。出典元や利用範囲の明示により、サイトの利用者に対して著作権の帰属先を明確に出来ます。
- サイト内の著作物の出典元の表示
- サイト内の著作物の利用範囲や条件の明示
- サイト内の著作物の無断使用の禁止
リンクポリシーの設置
外部サイトへのリンクを設置する場合は、リンクポリシーの設置も推奨されます。以下の免責事項を記しておく事で、リンク先サイトに関する責任範囲を明確に出来ます。
- リンク先サイトに関する免責事項の明示
- リンク先サイトの変更に伴う影響の免責
- リンク先サイトの違法性に関する免責
サイト運営上の注意点
法的な観点以外にも注意すべき点が幾つか有ります。サイトの運営品質の管理やセキュリティ対策が挙げられます。
詳細はここでは述べませんが、運営の注意点にも留意しながら、安全で信頼性の高いサイト運営を行う事が重要です。
- サイトの動的運営と品質管理の徹底
- 情報セキュリティ対策の実施
注意点一覧
Webサイトを運営する際は法的な観点の様々な注意点が有ります。
特に特定商取引法やプライバシーポリシーや免責事項に著作権表示及びリンクポリシーは、サイトを立ち上げる前に記載の確認が必要です。
サイトの運営管理や情報セキュリティ及び品質管理にも留意しながら、安全で信頼性の高いサイト運営を続けて行く事が大切です。
Webサイトを運営する際は、法的注意点を意識しながら適切な対応を事前に行う事が不可欠です。